2023年12月7日に環境省より「先進的窓リノベ2024事業の詳細」が発表されました。
本日は、先進的窓リノベ2023と2024を比較していこうと思います。
2023と2024の違い
まず、窓リノベ事業2023と2024の大きな違い違いを見ていきましょう。
➀ドア
『窓の改修と同一契約内でドア(住宅の外皮部分にある開口部に取り付けられているものに限ります)についても断熱性能の高いドアに改修する場合には、補助の対象となります。』
とあります。2023ではドアの改修に対しての補助金はありませんでしたが、2024では補助金対象になりました。
➁補助金額
2023と2024では補助金額に違いがあります。詳しくは下↓で比較してみましょう。
以上の2つが2023と2024の違いになります。
補助金額の違い
上にも書きましたが、2023と2024では補助金額に違いができました。
ガラス交換・外窓交換(カバー工法)は補助額up、内窓設置・外窓交換(はつり工法)は補助額downとなっています。
戸建住宅・低層(3階建以下)集合住宅における補助額
補助単価×施工箇所数=1つの住宅における合計補助額 とします。
中高層(4階建以上)集合住宅における補助額
補助単価×施工箇所数=1つの住宅における合計補助額 とします。
1番評判が良かった「内窓設置」の補助金が一律downとなっており、正直びっくりしました。
「2023年は予算がいっぱいになりそうだから、2024年に補助金で内窓設置工事をしよう。」と考えていた方はがっかりしているかもしれません。
一体どのくらい差があるのか表にまとめました。
内窓設置 | グレード | 熱貫流率 | 大きさの区分 | ||
---|---|---|---|---|---|
大 | 中 | 小 | |||
2023年 | SS | Uw1.1以下 | 124,000 | 84,000 | 53,000 |
S | Uw1.5以下 | 84,000 | 57,000 | 36,000 | |
A | Uw1.9以下 | 69,000 | 47,000 | 30,000 |
内窓設置 | グレード | 熱貫流率 | 大きさの区分 | ||
---|---|---|---|---|---|
大 | 中 | 小 | |||
2024年 | SS | Uw1.1以下 | 112,000 -12,000 | 76,000 -8,000 | 48,000 -5,000 |
S | Uw1.5以下 | 68,000 -16,000 | 46,000 -11,000 | 29,000 -7,000 | |
A | Uw1.9以下 | 52,000 -17,000 | 36,000 -11,000 | 23,000 -7,000 |
赤数字…2023年との差額
上表のとおり5000円から最大で17000円の減額です。
家全体の窓に内窓を設置した場合を考えるとかなりの差になりますよね…。
でも、まだ落ち込まないでください!
内窓は補助金額downでしたが、外窓交換(カバー工法)は補助金額upです。
外窓交換 カバー工法 | グレード | 熱貫流率 | 大きさの区分 | ||
---|---|---|---|---|---|
大 | 中 | 小 | |||
2024年 | SS | Uw1.1以下 | 220,000 +37,000 | 163,000 +27,000 | 109,000 +18,000 |
S | Uw1.5以下 | 149,000 +25,000 | 110,000 +18,000 | 74,000 +12,000 | |
A | Uw1.9以下 | 117,000 +15,000 | 87,000 +11,000 | 58,000 +7,000 |
青数字…2023年との差額
内窓設置の補助額下がり幅よりも、外窓交換(カバー工法)の補助額上がり幅の方が大きくなっているので内窓だけでなく、外窓交換(カバー工法)も視野に入れてリフォームプランを練る事をお勧めします。
また、2023では補助対象外だったドアに関しても2024は対象となっているので、キッチンの勝手口や玄関ドアも一緒に行うとお得にリフォームができます。一度ご検討してみてください。