皆さん、こんにちは。みつわリフォーム高山です。
12月に入り寒さが一段と厳しくなってきましたね。
寒い朝、「お湯が出ない!」という経験をしたことは
ありませんか?
冬場は給湯器のトラブルが増加する季節です。
今回は、冬に多い給湯器トラブルとその予防・対処法を
お話しします。
なぜ、冬は給湯器トラブルが多いのか
冬場に給湯器トラブルが発生しやすい原因として、以下の3つが考えられます。
①気温低下による凍結
気温が0℃以下になると、給湯器内部や屋外の給水管に残った水が凍結し、通水が止まります。氷の膨張圧で配管が破裂するケースもあり、最も多い冬のトラブルです。
②使用頻度増加による負荷
冬は水温が低いため、給湯器はより多く燃焼して水を温める必要があります。さらにお風呂やシャワーの利用回数が増えることで、熱交換器やバルブに大きな負担がかかり、故障リスクが高まります。
③経年劣化
10年以上使用している給湯器は部品の劣化が進んでおり、寒さや負荷が加わることで突然故障するケースが増えます。
冬はこの「低温」「使用増」「老朽化」 の三重要因が同時に進行するため、給湯器トラブルが集中します。
よくある給湯器トラブルと予防策
よくあるトラブル
- 凍結による給水管の詰まり
- 着火不良(ガス圧低下や電池切れ)
- エラーコード表示(センサー異常や排気不良)
- 経年劣化による突然の故障
予防策
- 夜間は給湯器周辺を保温材やタオルで覆い凍結防止
- 少量の水を出し続けて凍結防止(デメリットとして水道代がかかる)
- 定期的な点検・フィルター掃除
- 10年以上使用している場合は交換検討
給湯器交換のサイン
お湯の温度が安定しない
急にぬるくなったり熱くなったりする場合はセンサーや熱交換器の不具合が考えられます。
異音・異臭がする
ファンモーターの不調やガスの不完全燃焼による危険サインです。
給湯器本体や配管の錆・黒ずみ
経年劣化の典型的な兆候で、特に設置から10年以上経過している場合は、事故防止のため交換が推奨されます。
上記のどれか一つでも当てはまれば経年劣化のサインです。
給湯器交換を検討する時期と捉えてください。
まとめ
いかがでしたか?
冬は「低温」「使用増」「老朽化」のトリプルパンチで給湯器にとっては厳しい季節です。
冬の寒い時期に給湯器の故障でお湯が使えなくなると、思っている以上に生活に支障をきたします。
完全に故障してお湯が使えなくなる前に、早めの給湯器交換をご検討ください。

